わたしの願い

龍希side




「これ、いつの間に・・」

愛の受験前日、学校帰りに家まで送り届ける途中で俺は愛に合格祈願と書かれたお守りを渡した。

この前の休みに隣の県までいって買ってきたものだ。

ついでに神様にお願いした。

愛が無事合格しますように、と。


今まで俺はあんまり神様っていうものを信じていなかった。

神頼みなんてやってもやらなくても同じだと。

でも、愛と一緒にいるようになって、変わった。

信じる、信じないというより、信じてみたい。と。
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