私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
そしたら、すごく…簡単に言われた。


『私も一弥とは別れたかったの。あなたより素敵な人が現れたから』


って。


付き合って次の日に現れた、本宮君。


彼のことだってすぐにわかったよ。


それならそれでいい。


本宮君の方がカッコイイし、おまけに御曹司だし…


菜々子が、本宮君を狙うことに何の嫉妬もなかった。


付き合ってすぐに別れた僕達だったけど、後悔は無い。


それから、ずっと恭香ちゃんを見てたけど、少し…今までより恭香ちゃんが遠くなった気がしたんだ。


やけに…


本宮君と話してたり…


恭香ちゃんまで、本宮君が好きなのか?って、そんなことを心配し出した。


あの日、本宮君のスーツ姿を、恭香ちゃんは、離れた場所でたちすくんで見てた…


あのスーツ姿は…


男の僕でも、カッコイイと思ったくらいだ。


あんなカッコよくて、しかも、大金持ちで、次期社長も約束されてて、仕事が出来て、センスもあって…
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