私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
水族館デート
それから、5日が過ぎた。


今日は、私が休みで、朋也さんは夕方に会社に行く用事があるだけだった。


一緒に住み始めて、朝と夜以外の、初めての二人だけの時間。


どうしよう、なんだか、気まずいかも。


夕方まで、ずっと部屋に2人きりはさすがに…


そわそわしてたら、朋也さんが言ってくれたの。


『恭香、一緒にどっか出かけるか?』


うわ、どうしよう…


『どこに…ですか?』


『恭香が行きたいとこ…って、どこ?』


朋也さんが、コーヒーを飲みながら言った。


『行きたいとこ…水族館…ですかね』


子どもの頃から大好きな場所。


最近、行く機会もなくて…


久しぶりに行ってみたいかなって思った。


『着替えたら、出かける』


嘘、本当に水族館に行けるの?


すごく嬉しい…


こんなワクワクした気持ち、子どもみたいかな。


私は、なるべく朋也さんを待たせないように、急いで支度した。
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