私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
もう一つの告白
次の日、私は、朋也さんといつもみたいに一緒に出かけた。


いつもと同じ行動なのに、今日は少し違う。


なんて言うか、朋也さんの存在が大きくって…


とっても安心感があるんだ。


会社に着くと、チームのみんなが揃っていた。


もう少しで、とりあえず今のチームは解散。


また新しい企画で、違うチームが組まれる。


『恭香先輩、もうすぐCM流れますね。お菓子売れるといいな~』


愛くるしい梨花ちゃんの笑顔。


この前のCM撮影の時の辛辣な言葉が、正直頭の片隅に残ってはいたけど、それは…もう忘れたい。


『そうだね。梨花ちゃんのコピー良かったし、CM大成功だったから売れると思うよ』


『…ちょっと嫌味っぽい~』


梨花ちゃんが、嫌な笑い方をした。


『どうして?』


『私のコピーだからって…ちょっと嫉妬入ってません?でも、梨花、先輩には負けません~実力があれば採用されますもんね。次も頑張ります~』


ニコニコして去って行く梨花ちゃん…


立ちすくむ私。
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