私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
いろんな資料が、バラバラになってる。


本宮さん、本当に片付け苦手なんだ…


整理しながら、私は考えた。


さっき、晩御飯ご馳走してくれるとか言ってたよね…


あれって、本当に私を誘ってくれるつもり?


それとも、適当についた嘘?


口数も少ないから、何を考えてるのか全然わかんない…


さっきから、本宮さんはカメラを触ってる。


手入れをしてるのかな…


私は、横目で、すぐ隣に座ってる本宮さんを見た。


何だか…オーラみたいなものを感じる。


御曹司だから?


ううん、ちょっと違う。


一弥先輩には無いオーラだと思った…


それにしても…


横顔が…とても綺麗だ。


『何?』


え!?


本宮さんが、驚く私を見て言った。


『今、俺のこと見てた』


『い、い、いえ、見てません』


そう言うと、本宮さんは少し意地悪そうに微笑んで立ち上がり、私に言った。


『恭香、俺のこと好きなの?』


って…
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