私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
一人暮らしのマンションに帰って、私はそのまま浴室に向かった。


汗をかいたわけじゃない。


でも、ただ、今すぐに…


シャワーを浴びたかったんだ。


髪をシャンプーしながら…


私は…


大声で、泣いた。


こんなに泣いたの初めてかも…ってくらい。


先輩への思いを、全て洗い流してスッキリさせたかったのに…


スッキリするどころか、どんどん辛くなっていく。


湯船に浸かっても…


まだ止まらない。


涙、もう残ってないよ。


一弥先輩の笑う顔…


大好きだった。


冗談を言って、私の頭をポンポンしてくれたり。


仕事のミスをかばってくれたり…


優しい言葉でいつも私を励ましてくれた。


いつの間にか、私の心は、全て先輩で埋め尽くされてたんだ。


先輩が私を好きだなんて、そんなこと思ってたわけじゃないけど…


でも、でも…


少しは期待しちゃうじゃない。


あんなに優しくされたら…


ズルいよ、一弥先輩。
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