私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
久しぶりの再会
『こんにちは』


『久しぶりです、一弥先輩。よく来て下さいました』


私達の新居に、一弥先輩と夏希が遊びに来てくれた。


『素敵なお家~こんな大きなお家に住めるなんて、本当に恭香は幸せ者だね』


夏希が言った。


夏希は、アシスタントを卒業して、カメラマンとして頑張ってる。


無くてはならない存在に成長してるって、朋也さんがほめてた。


『赤ちゃんは?』


『こっちです』


一弥先輩達をリビングに案内した。


そこに置いてある、ベビーベッド。


私が抱き上げたのは、私達の子ども。


『本宮莉穂(りほ)です』


莉穂の小さな手を優しく握って、2人に紹介した。


『可愛い~!嘘みたい。本当に恭香、赤ちゃん産んだんだね』


『どういう意味よ?ちゃんと産んだよ。大変だったんだから~』


安産とは行かなかったけど、朋也さんがずっと支えてくれたから、つらくなかった。
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