好きになるには理由があります
 
 

「あの、一緒に操舵室行ってもいいですか?
 ちょっと興味があるので」

 そう深月に訊かれた陽太は、
「……いいぞ」
と素っ気なくいいながら、振り向かずに歩き出す。

 深月、お前が興味あるのは、俺か?

 それとも、操舵室か?

 十中八九、操舵室だろうな、と思いながらも、少しの期待を持って、陽太は操舵室へと向かった。




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