しゅわしゅわサイダー。
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私がこの気持ちに気づいたのは

去年の終わり頃だった



いつもの様に部活をしている君を私は必死に目で追いかけていた


『…あれ、玲奈さん?』




汗を拭きながらこちらへと向かってくる彼は立花望くん。


そして、私が小林玲奈




「…あっ、立花くん」


『誰か待ってたりするん?』



こてこての関西弁の立花くんはいつもの様に話しかけてくれた



「…えーっと、たまたまここら辺通ったから少しだけ見てたんだ」



『そーなんや!もう少しで終わるからさ俺と一緒に帰らへん?』



「え!?あの、えっと、」


『…ええ、いや??』




立花くんは目をうるうるさせながらこう言ったんだ


『俺は玲奈さんと帰りたいな、』



胸がドキンと跳ね上がるのがわかった


そう、この瞬間に私は立花くんにいとも簡単に落ちてしまった









学校のアイドル的存在の彼に…。







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