クール王子ととろける溺甘♡同居
買い物を終えて帰ると、玄関にいつも並べられている恵美と寛さんの靴がないことに気付く。
確か、私がスーパーに行く前、恵美さんは台所で私が今日使おうと思っていたクッキー作りの道具を準備してくれていて、土日は仕事が休みの寛さんもリビングのソファで新聞を読んでいた。
出かけたのかな?
ピロンッ
靴を脱ごうとした瞬間、ショルダーバッグに入れていたスマホが鳴り出して、慌てて確認する。
画面には【恵美さん】の表示。
その下のメッセージを確認する。
『お父さんと久しぶりに2人でデートしようってなりましたっ!急で悪いんだけど、お留守番よろしくねっ!希夜、きっと喜ぶわ♡頑張って花純ちゃん』
わっ、恵美さん絶対気を使ってくれたんだ。
私と希夜くんが、ちゃんと話せるようにって。
恵美さんの協力も無駄にはできないし、ちゃんと謝ってテストのお礼、しなきゃ。
私は、早速キッチンに立って、クッキー作りを始めた。