拝啓 元カレ上司サマ

病室の扉を閉めた麗香は、呆然としていた。

記憶喪失…ドクターはそう言っていたが、一生記憶が戻らない人もいると、麗香は以前何かで読んだことがある。

忘れているのは自分のことだけなのか?それとも、家族以外みんなだろうか?

不安に押し潰されそうになるけれど、煌太の全快を祈るしかない麗香であった。



*注意…著者は医学の知識が全くありませんので、事実とは異なることがあります。

< 64 / 496 >

この作品をシェア

pagetop