稲荷と神の縁結び
「いずれあなたは社長なんですから、それに見合う奥様を迎え入れて…」
「こはるはそれでいいんだ?」
「それはそうでしょう。あなたが社長として周りから…」
「ホントに?」
肩をぐっと引き寄せられて‐私の真上に、清貴さんの顔がある。
私をまっすぐに見つめる瞳。初めて近くで見る澄んだ瞳に、吸い寄せられるように体の動きを封じられる。
でもすぐにはっ、と我に返り、視線を下に逸らす。
「本当です。私は社長がずっと社長であってほしいと思っています。
だから私に時間を割くよりも…」
「俺と居るの、つまらないんだ?」
「そんなことはないですが、私とだけじゃなく他の皆さんも居た方が…」
「もういい」
(えっ……?)
声のトーンが今までに一番下がり、驚き顔を上げる。
肩を振りほどいた清貴さんは、さっきより一歩下がって視線を横に逸らした。
今までに見たことがない無表情で。
「社長……?」
「こはるはそれでいいんだ?」
「それはそうでしょう。あなたが社長として周りから…」
「ホントに?」
肩をぐっと引き寄せられて‐私の真上に、清貴さんの顔がある。
私をまっすぐに見つめる瞳。初めて近くで見る澄んだ瞳に、吸い寄せられるように体の動きを封じられる。
でもすぐにはっ、と我に返り、視線を下に逸らす。
「本当です。私は社長がずっと社長であってほしいと思っています。
だから私に時間を割くよりも…」
「俺と居るの、つまらないんだ?」
「そんなことはないですが、私とだけじゃなく他の皆さんも居た方が…」
「もういい」
(えっ……?)
声のトーンが今までに一番下がり、驚き顔を上げる。
肩を振りほどいた清貴さんは、さっきより一歩下がって視線を横に逸らした。
今までに見たことがない無表情で。
「社長……?」