たとえ君が消えたとしても
私は屋上に行くと、座って本を開いた。


元姫になったことによって、学校中からのイジメが始まった。


暴走族を恐れているのか、教師も見て見ぬふり。


かといって、その状況が苦しいかって聞かれたら、そうじゃない。


今は二年生だし、あと一年後には高校を卒業する。そうしたら、私は東京の有名国立大学を受験する。


あいつらが絶対にいけないような場所に行く。
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