キライが好きに変わったら、恋のリボン結んでね。
「これがデコピン選手権、一位の腕前だ」

「そんな選手権あるの!?」

 もう、適当なこと言って……。それにしても、痛い。でもなんでだろう、なんかフツフツと笑いがこみ上げてくる。

「ぶふっ……もうっ。昨日から変だよ、宙斗くん」

 笑っている私を見て、宙斗くんは眩しそうに目を細めた。その表情があまりにも穏やかで、胸がトクンッと鳴る。

 こういう優しい顔も、するんだなぁ。

「そうだな、お前のせいだよ」

 どこか困ったように紡がれた宙斗くんの声色はとても甘く、胸いっぱいに愛しいを連れてくる。

 ふたりで迎えた朝、目覚めていちばんに見るきみの顔は新鮮で、こうやって宙斗くんの色んな一面を見つけるたびに、私はまた恋に落ちるのだろうと思った。

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