*SOUZI*
「沖田さん格好ええなぁ!!」


女中達に絶大な人気だった


光は、そういう話になると
その場を去る




女中達を休みにした日

幹部会議に光が参加した

「これ、沖田さんに
こっちは、慎太郎に」

刀を2人に渡した試作品を慎太郎
本物を沖田へ

本物には、見覚えのない鞘

「これ…」

「その刀の鞘です
前は、試作品のを使ってたでしょう?」

皆が鞘をマジマジと見る

「ありませんよ
私が家定様の実子だという印なんて
だって、私は家定様の御子ではないのですから!」


1番驚いたのは、慎太郎


「しかし!臨終の際にわざわざ呼ばれただろう!!」

「ええ 御子のフリをしてくれと
頼まれたのよ
でも、もう徳川の隠密じゃないし
慎太郎にきちんと言いたくて」








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