東大寺 瑠璃子
瑠璃子姫のイライラがおさまることなく路支様に出会い、この男が極天院路支だ!と本能で感じ取り思わず睨んでしまいました。
「東大寺瑠璃子だな?やはり美しい。(生意気そうな目が特に)夏盛によく似ている。」
「どなたです?父とはどのようなご関係ですか?」
「極天院路支。夏盛とは衆道関係だった。女の味を1度おぼえてしまえば男など邪魔になり捨てた。しかし男が恋しくなってまた男色もしてる。両刀使いや。」
「(そんな理由で父上を捨てた!?絶対許さん!!)父はなぜ亡くなったかご存知ですか?」
「我が屋敷に討ち入りに来て返り討ちにしてやった。はははははっ!どうや?麻呂の側室にならんか?正室でもいいが。」
「嫌です。さっさと死んでいただきたいです。」
瑠璃子は怒りを押し殺し路支様を睨みつけました。
「麻呂を脅迫するつもりか!!生意気な小娘め!!」
「極天院殿!どうしました?」
「雪路殿。この女に一体どんな教育をしてきたんや!?麻呂を殺すよう教育したんか?!」
「そのようなこと断じて・・」
「東大寺瑠璃子!!暇を言い渡す!!」
一気に頭に血が上った瑠璃子姫は路支様の刀を抜き取り斬りかかろうとした。
雪路様が瑠璃子姫を取り押さえ。
「瑠璃子!!あかん!!」
「せっかく生まれ変わって殺しに来たのに、邪魔するな!!!離せ!!離せー!!」
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