いつか君を振り向かせられたなら
「だってよ!美波!今日花火大会やるって!」




「ね!嬉しいー!浴衣着ていこー!」



美波と二人で喜びをかみしめあっていた時に教室のドアが開いて見覚えのある顔が入ってきた



「おはよ。どうして二人ともそんなにテンション高いの?」



HRまであと2分というこのタイミングで登校してきたのは夢だ




「あ!夢おはよっ!今日ね花火大会やるらしいよ!」




「あ、今日花火大会の日だったのね」



「そーだよー!最新の天気予報によると夜は雨降る心配ないからってー!」




「よかったわね。じゃあ集合は例年通り?」




「そうー!浴衣でね!」





イベント事には疎い夢だが花火大会は毎年のように3人で行っている





集合場所も小学校の頃から変わっていないため毎度確認する必要も無い





話してから予定が決まるまでに1分もかからず先生が入ってきたので興奮冷めやらぬ中みんな席に着いた
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