13歳のコトバ

仲間…?


もぅ、誰も信じられない。
親も、友達も、先生も、すべての人が、
あたしには、敵に見えてしかたない。

ならば、いっそ死んでしまおうか…?

「死んじゃダメだよ。
あたしが、あんたを死なせない。
守ってあげる。」

初めて言われたコトバ。

「マモッテアゲル。」

うれしかった。
素直に、
涙が出た。

あたしは、一人じゃなかったのだ。

仲間が居た。

あたしを、支えてくれる人達が、
周りには居た。

あたしが、周りを見ないで、
一人で思い込んでたんだ。

「アタシハヒトリ」

だと………。

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