Love-ing(アイエヌジー)
「私は野球部マネージャーの大谷梓(おおたに・あずさ)。3年2組。よろしくね」
「1年3組の藤井江津ですっ。私、マネージャーって初めてするので、ドジばっかり踏んじゃうと思うんですけどー、頑張りますのでよろしくおねがいしますっ!」と言ってペコリと頭を下げたえっちゃんは、まるでアニメのキャラクターみたいに可愛かった。
現に、周りにいる他の男子部員は皆、「“えっちゃん”だ」とか「カワイイ・・」と呟いている。
これって・・私なんていないも同然、というか・・私の存在、忘れられてない・・・?
一瞬、ボーっとしてしまった私を助けるように、大谷センパイが「あなたは?」と私にふってくれた。
・・・よかった。少なくとも大谷センパイは、私の存在に気づいてくれた・・・。
「1年3組の藤井江津ですっ。私、マネージャーって初めてするので、ドジばっかり踏んじゃうと思うんですけどー、頑張りますのでよろしくおねがいしますっ!」と言ってペコリと頭を下げたえっちゃんは、まるでアニメのキャラクターみたいに可愛かった。
現に、周りにいる他の男子部員は皆、「“えっちゃん”だ」とか「カワイイ・・」と呟いている。
これって・・私なんていないも同然、というか・・私の存在、忘れられてない・・・?
一瞬、ボーっとしてしまった私を助けるように、大谷センパイが「あなたは?」と私にふってくれた。
・・・よかった。少なくとも大谷センパイは、私の存在に気づいてくれた・・・。