180センチ以下は認めない


「先生、抱いてください・・・先生と一緒にいたい。離れたくない」

「お前・・・」



って、言ったかと思うと、唇を奪われ、ソファーに押し倒された。

「あや、もう限界。優しくできるかわかんない。」

「で、できれば、優しくでお願いします。初めてなんで・・・」

「えっ!」

がばっと先生が上体を起こした。

顔をみつめられて。

「は~」

ため息をつかれた。



え?

初めてはやっぱり、いや?重すぎる?

かなしくなって、顔を背けた。



「は~危ない。始めてなのか。やばい、むちゃくちゃしそうになった。今日は、やめておくよ。でも、抱きしめて眠らせて。初めてなら、もっと大事にしたい。」

「はい・・・ごめんなさい」

顔をあげられない。やっぱり、無理なのかな・・・

「綾、大事にしたいんだ。今日は、抱かない。抱きたくないんじゃない。抱きたいんだ。でも、体調も悪いし、無理はさせたくない。でも、一緒にいたい。抱きしめて、俺のものだって感じさせて。一緒にいさせて」

ふんわり、抱きしめてくれた。





そのあと、順番にお風呂に入り、先生に髪を乾かしてもらい(自分でやるといっても、させてもらえなかった。)、今日は、先生が私のスウェットを着て、一緒に狭いベッドに横になった。


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