ラブマジック[完]



「愛心に引っ付いとくから!」



グッ!と親指を立てて言ってみたら。




凄い嫌な顔された。




「巻き込まれたくないから、離れとこ」




「それはないよ!愛心!」




これも人助けだと思ってさ〜!




お願いだよ、愛心!




周りの目線がグサグサ刺さりながら、文化祭が始まり。





「ちょっ!咲良!歩きづらい!」




「だって!」




愛心を後ろから抱きつくような感じでベッタリさせ歩く。





「あ、」



「?どうしたの?愛心」




「今、相馬がいたような気がした」




「嘘!?どこ!?」




辺りを探しもいない。




見失っちゃった?




< 168 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop