天然お嬢様の恋はどこまでもマイペース
事故の打ち身があるだけで、それ以外とても元気な俺。
夕食は病院から出た食事以外に爽子さんの家からの差し入れもいただいた。

「ごちそうさま。とっても美味しかった」
「それは良かったです」

その後も爽子さんは消灯までいてくれて、俺たちは2人の時間を過ごした。


翌日。
無事退院し、いつもの生活に戻った。

何も変わらない日常。
しかし1つ変化したのは、
ピコン。
『おはようございます』
毎朝爽子さんから送られてくるよになったモーニングメールと。

ピコン。
『今日も1日お疲れ様』
俺が送るおやすみメール。

他愛もない出来事を一言二言伝えるだけの日課。
たったこれだけのことが、確実に俺たちの距離を縮めていった。
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