良太の好きな人。
「良太さ」とあたし。

あたしは恵子(けいこ)。

女子だ。

「良太の好きな人って?」

「とても身近にいる」と良太。

「どんな人?」

「いつもニコニコとしてる」

「へえ。
そうなんだ」

まるであたしみたい。
幼なじみ。

良太とあたし。

「で、どう思ってるの?」

とあたし。

「いつか告白するよ」と良太。

「あのさ。

それってもしかしたらあたし?」

「告白したときの楽しみ」

ニコニコとする良太。

「あ。
ずるい。

良太。
そういうところずるい」とあたし。

「だって俺には恵子がいるんだしな」

もしかしたらあたしがいるから良太は。

良太には好きな人が他にいるの?

夏休み。

太陽が照らす学校だ。

あたしと良太のふたりきり。
ヒマワリ。


「告白するとき教えてね?」とあたし。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

あたしはセブンー秘密の花園ー
しを/著

総文字数/24,201

ファンタジー89ページ

表紙を見る
恋愛イデアル続編
しを/著

総文字数/24,506

恋愛(学園)107ページ

表紙を見る
人から神への形代に
しを/著

総文字数/257

ファンタジー1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop