目覚めたら契約花嫁
リンの作ったスウィートポテトの発売に向けて始動したようだ。

毎日のようにリンは帰りが遅く、休みの日は疲れからかソファで昼寝をするリンを見つめた。

エバンズ夫人の手腕は認めるが………。

ソファで丸まって眠るリンの髪を優しく撫でる。

リンがシャノワールに現れて3ヶ月しか経っていないのに、長く一緒にいるように感じる。

隣に一緒にいるのが当たり前になっている。

髪を撫でながら、目だけは自然と綺麗な脚に向けてしまう。

家の中でのリンのファッションは肌を露出しすぎだ。


「ふぅ〜。」


自制心、自制心………。

目を閉じて理性を保っていれば、リンの寝息に俺も眠くなってくる。

隣にリンがいる幸せを噛みしめる。


「ロイ………。」


ふと目を開けてリンを見るが夢の中のようだ。

そんなリンに笑みを浮かぶ。


「リン、愛してる。」


丸まって眠るリンを抱きしめて俺も目を閉じた。

リンの温もりを感じながら、俺も眠りに落ちていた。
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