ハロウィンの森で【短編】
狼と羊
女の子はそぅっとそぅっと近づいていきましたが気配に敏感な狼に感づかれてしまいました。

「そこに居るのは誰だ?」

地を這うような低い声に女の子はびくっとし、握りしめた熊の顔がつぶれました。

「どうしたんですか、狼さん?」

震えたままの女の子と狼の前にふわふわとした羊がやってきました。

「人間がいる。」

その言葉に羊がわずかに警戒し、女のこの方に歩み寄ってきました。

羊のくりっとした目と女の子のウルウルとした瞳がぶつかりました。

しばし沈黙が漂います。





< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

マジカル・リリック~魔法学園の危機!?~
神姫/著

総文字数/10,510

ファンタジー22ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop