潔癖症な彼の素顔
遊園地


ついに遊園地当日




「さーて!今日は楽しむぞ!」

「おー!!」


「ゆ、雪ちゃん、尚斗!周りの人達が驚いてるよっ」

「関係ない!」

「そうだー!」


ダメだこりゃ…。


「梓ダメだよ」


「え?」



「俺達は他人のフリをしなきゃ」



「こら!葉山!逃げるな!!」


「ば、バカが移る…」



えっと…私は雪ちゃん達のハイテンションについていけません。




「梓が困ってるからはやくアトラクションに乗ろうぜ」


「そうね、じゃあ始めは…」


ビシッ!



雪ちゃんはある方向へと指を指した。




「いいね」

「遊園地に来たからにはって感じだな!」


「そうだね」



雪ちゃんが指さしたアトラクションとは、



ジェットコースター。





私は好き。





だけど、もしかしたら…。













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