暁くんがメガネを外したら・・  【完結】
「だからもう、
 自分を責めないでください」


暁くんの腕の中で

ゆっくりと

ココロの穴が、埋まっていく。


暁くんの言う通り。

本当にココロの穴を、
埋めてくれた・・・



「大丈夫だから。
 何も、心配しなくていいから。」



そうか、私は・・

怖かったんだ。

受験に失敗して

人生終わったと思ってたから。

だから怖くて

自分を守るために

わざと他人すら

見ていなかったんだ・・




改めて暁くんを見ると

思い切り目が合った。



暁くんはふにゃっと笑った。



あれ・・

メガネ外してると思ってたのに

メガネ、かけてる・・
< 68 / 201 >

この作品をシェア

pagetop