先生、私のこと好きでしょ?
「ねえ、知ってる?

前の保健医さあ、夕方不良に殴られて大怪我したらしいよ?
全治三カ月はあるらしくて。
まじ、怖っ!」

え、全治三カ月!?
それってかなり、やばい状況ではーーーー。


沙月ちゃんは、身体を動かし準備運動している。

私もそれに、習い準備運動して見る。
だけど、どこかで感じる視線。

あ、やっぱり保健室から異様なまでに感じる。


なんなの?

「ゆあ!!
準備運動手伝ってやる!!」


それは、見学してる煌だった。


「え、いいよ。
煌、怪我してるしっ。
煌は、休んでてよっ」

いいと言うのに、後ろから抱き締める形での準備運動はーーーー恥ずかしくて真っ赤になってしまう。


周りを見たら、何故かみんな顔を赤くしてる。

何ーーーー?



「周りなんか気にすんな。
特にーーーー保健医なんか、気にすんな!」


え、いつから気づいてたーーーー?

私は、思わず煌を見つめた。
ーーーーっ。

余りに至近距離に居たのに驚いて、何も言えないで居た。



「なあ、ゆあーーーー。
俺さーーーーっ。」


何ーーーー?


ドキドキする心。

ピーーーーー!!


「はい、今日はドッジボールします!
仲良く男女で頑張れよ!」

先生、、ナイスタイミングです。

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