先生、私のこと好きでしょ?

買い物、そしてストーカー。

そしてーーーー着いた先は、先日出来たばかりの大型ショッピングモール。

平日の夕方はそれなりに混んでいる。


時期だけに、やたら夏フェア、水着フェアが多いのが、わかった。


「なんか、たくさんあるんだね!」

200種類はある中から、経った一つだけを選ぶのは、他ならぬ難問だ。

「けど、悩むね〜。
こんなにあるとさ」

沙月ちゃん、悩んでる。


「ん?今なんか視線がーーーー」

不意に感じ視線。
振り向いたけどいない。


何ーーーー?
「そう?
まあ、ゆあちゃんかわいいもんね。
まあ、俺には沙月ちゃんが、一番可愛いけどさあ」


なんて言うかーーーー。


「ノロケはいらねー。
ウゼーよ!早く選ぼうぜ!」

まあ、ノロケだよね。




ラブラブで羨ましいーーーー。



浮かれいた買い物。
楽しくて気づけなかったーーーー。


私を見つめる影にーーーー。

< 51 / 219 >

この作品をシェア

pagetop