虹色シンデレラ
その後、

おばあさまやお母様に挨拶して、部屋に戻った。


哲翔さんは終始不機嫌そうで、お母様が時々睨んでいた。


元々、哲翔さんとお母様は対立気味。

だからなおさら、上手くいくように気を遣わないといけないのに・・・私は何をやっているんだか。



「何かお持ちしましょうか?」

一通り片付けをして、乃梨子さんが声をかける。


「じゃあ、温かいミルクィ-を」

「はい」


たとえ真夏でも、温かい飲みのもはホッとする。


まだこの家は、落ち着かないから。
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