帰ってきた、生んで終わりじゃねーのよ

越境か、いやそれはマズイ

手続きがめんどくさい上に一戸建てで夫は転勤のない仕事、よってTはずっと地元民として生きていく身

下町だけに越境は無理と頭のなかで判断した直後

新聞を読んでいた義父がぽつりと一言

「公立の中高一貫校っていいねぇ、実は息子の時に進学を考えていた高校がそうなってて」

ほっほぉ、その手があったか！

しかし、その手こそがバカ親子に取って最大の悪夢をもたらす事になろうとは思いもせず、せっせと三上は情報収集に励む事になったのです