君は僕のもの 【続】




あーっ…と、俺は額に手を当てて目を閉じる。


やっぱり今日の朝に見た占いの結果は当たってたみたいで、こんなの信じたりしない性格だった筈なのに。

妙に今日は、変な胸騒ぎしてたからな……。


って、

笑えないでしょ。


「…えーっと、白井はその後の席に、座ってて」

そう適当に担任は言うと、そのまま次の話に移った。


あんまり“転校生”って存在を敬わないんだね。



一番後ろの窓際の席が俺で、その一番反対側が白井って人。

良くないでしょ…こういう並び位置って。


すると白井は言った。


「よろしくね、矢上くん」

ニヤリ、そう不敵な微笑が癇に障る。


「どうも」

それに対して俺も答えておく。


近くの奴等はそんな俺達の妙な会話に不信感を抱いてるような感じもした。


そして、何より不安気にそれを見つめる愛梨の姿。


絶対これから嫌なことが起きる。

っていうか…かなり、とてつもなく、最上級ってくらいの最上級に面倒臭くて、最悪なことが起きる。


だって、みずがめ座…12位だったし。


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