。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「いや、俺のだろ?
白も、レイも勘違いすんなし。
つか、離せよレイ」


うわ!!びっくりした。
いかつい般若が、顔を出して、更にレイを、人睨み。

「あげは、俺ん家さあ、水道管破裂して水飲めなくて死にそうなんだけど、あげはと一緒に住んでいい?」


ーーーーーーはあ!?



「え、本当に?
それは大変。
是非是非どうぞ!」


え、それを信じるの?
そんなわけないじゃん。

さっきめちゃくちゃ平穏だったじゃん。
気づけ龍、レイの言ったことは嘘だから。


俺は思わず般若を見た。



「ーーそりゃ大変だな。
部屋はまだあるし、荷物まとめて来いよ。
えっと、住所はーー」



ーーーーだよな、あげはと同じだわな。

天然。

ニヤリ、とレイが笑ったのに
俺は気づかなかった。


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