。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ふざけんなよ、龍。
それ以上、あげは傷つけんなよ!
若ければいい?


そんなんなら、初めから付き合うなよ!!
あげはが、幸せならそれでいい。

だけど泣かすなら、白と同じ。



龍から、あげはを奪ってやるよ!!」



本来なら、好きにならないで。

好きにならないで、欲しい。
ライバルなんか、いらない。



だけどーーーー
レイの気持ちがわかるだけに辛い。
俺も同じ。

レイと同じ。


傷つける龍なんかにーーーー
あげはを託せない。

ドアノブを回した龍の背中に話した。


「いいわけね?
野郎ばっかの場所に、大切な彼女残してさあ。

なんか、あったらどうする?
シュウ辺りとか、夜這いするよ絶対」






「いやいや、断定かよ!」

シュウのツッコミは置いといて。。



俺は龍を睨んだ。



龍が、振り向いた。

嫌な笑い。
「なら、回せば?
関係ねーし。
みんな、あげは好きなら好きな様にしたら?」


ーーはあ!!?


聞き間違い!?


「龍ーーーー。。あたしは龍がーーーー「ライバルとかうざい。誘惑すんなし。
マジに好きならさあ、、白と縁切れよ?
俺達はもう、我龍じゃない。

龍神の姫じゃない。
守る必要なんかないんだよ。
バイバイあげはっ」



どうしてーーーー。






こうなるんだよ。



バタン。


そのドアは閉まった。



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