。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーーーー俺はな、あげは。
あげはが誰を想っていようが関係ない。
期待すんじゃん、ドキドキするとか言われたらさ。 じゃあ、ずっとドキドキしててよ。



ずっと、お前をーーーードキドキさせてやる。



龍なんかに、渡さない」



今も伝わる鼓動。


ドキドキしっぱなしなのに、離される身体。

覗き込む白の間近の、顔。




「見ないでよ、ってか、顔近いよ!」



あたしきっと顔、真っ赤だ。

これなら、至近距離でもいいからくっ付いていた方がマシだった。


だって顔見られないし。



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