。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「バカじゃないの?
あげはに、あげはに何がわかるわけ?
素敵な名前が、あってあげはが存在してここにいる。

俺はこんな名前ーーーー嫌いだよ!!」


勢いとはこのこと。
女の子相手にムキになってバカみたいだ。


年下のまだ、16歳の女の子相手にーーーー。


「ユウくんの漢字は?」



はあ?漢字?




「優だけど。漢字とか関係ーーーー「優しい子になるようにって付けた名前じゃないの?」




本当予想外の言葉だった。



「レイくんは、なんて漢字なの?」






ねえ、あげは。




「ーーーー零だけど」





必死になって、傷つけた俺を
許さないでーーーー。



「どこにも、幽霊なんて漢字使われてないよ!
お母さんはきっと、 二人を愛してた!」






お願いだからーーーー、崩さないで。



掻き乱され心。



「ーーーーありえない。

そんなシャレみたいな名前。意味があるなんて、俺は知らない!」




あるわけないーーーー。



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