。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーーーーここに、君への愛しか無いから。
かき氷はありません!」


はあ!?

と、思ったのつかの間、伸ばされた腕はあげはを乱暴に抱いた。


「ヤダ!」


あげは!!

しまった油断した。
ひ弱そうなただ、怪しい奴しか
警戒心は無かった。










ドン!!





砂浜に倒れ込む麦わら帽子男。


気絶??


「大丈夫、あげはちゃんっ」


聞こえた声は、意外にもーーーー



「雄心くん、ありがとう!」




雄心で、びっくりだった。


今何した?


雄心の動きが、見えなかった。
側に居なかった筈の雄心が、あげはを守ったことに、俺だけじゃない。

驚いていた。

君にはーーーー



「ありがとう、雄心くん!!
さすが、空手部!!」

俺の知らない君がいる。



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