。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ずるいよね、それ。
俺は、どんな話を聞いたって、動じないし。あげはを渡すつもりないって、話したはずだけど?

言われたく無かったらーーか。

そんなずるいやつには、あげは、やらないけど」


聞こえてたーーー?



あんな遠い場所から、聞こえたと言うの?


え、ずるいってまさかーー。


知ってる??



たくさんの人混みから、歩いてきた白は
壇上を上がって、せいくんに近づいた。

せいくんが手にした雑誌を奪い返すと、1枚紙を破って、せいくんに渡した。




あ、、それーーあたしだ。


あたしが映った雑誌だ。



「お前はこれで十分。

本物は、俺が頂いておくから。
ずるいやり方しか、出来ないやつには、あげは、あげないーー!」



やっぱり、、

白はーー気づいてる?


あたしが、せいくんとキスしたこと。


なら、なんで?


そんな、優しいの?


優しく笑って居られるの?

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