。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「早くしなさい!
黒くんは、あなたを誰よりも信頼してるから私をあなたに託した!

あなたがそんなんじゃ、黒くんーー。


悲しいじゃないっ!!」


赤くなった手の舞ちゃん。

赤くなった頬に一致してーーーー気づいた。
自分が、叩かれたのだとようやく気づいた。

だけど怒りは無い。

それより、気づいた。

俺は何やってるんだ、と。





「ありがとう、舞ちゃん。
あげは、行こうっ」


やっと目覚めた意識。



車に即座に乗り込んで、向かった病院。














「ーーーー龍っ」









誰も居ない1つの個室。
空になった部屋。
誰かが、居たであろうその部屋に、置かれた黒のピアス。






「黒は?なあ、龍っ!!」







嫌だーーーー!!














俺は龍に詰め寄ったーーーー。









「あ、白。




何してんだ?」












は?





お気楽な聞き覚えのある声を、背中に感じた。




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