。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「まじ?
そんな若く見える?

正解は45歳です!
まじ、釈放してーよ!」


なら、釈放してください。
やっぱり、黒の血筋だ。
だけど性格は、白に似てない。

白って誰に、似てるんだろう。
よく、考えたら仲間の家族をあまり知らない。
深入りはしないタイプだからな。

「ーーーー白は、実は黒より黒いよ?

逆なんだよ、あの二人。
今頃、あげはちゃん白にーーーーっ、いけないいけない」

まじ、脱走したい。


「俺は、反省してます。
だから、今すぐあげはのとこに帰りたい!!
白と二人とか不安しかない。
お願いしますーー」


いつも人の上にしか立たない自分が、大人に頭下げることなんか、絶対しない。

"大人"自体嫌って生きてきた俺はーーーー

謝る事を知らない。

だけど、今はーーーー謝らずにいられない。
今すぐあげはの場所に、行きたい。


「怖かったんじゃないかな?
たった16歳の女の子が、たとえ彼氏でも襲われかけた。


黒が、白が止めなきゃ君は
泣いてるあげはちゃんに、そのままーーーーっ」





ーーーーっ。




泣いてたあげは。

止めに来た白に、、


黒が居なきゃ俺はーーーーー。



救われたのは、俺の方。


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