。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
あたしはいつだって守られている。




「あげは、はさあ、いつだってみんなに守られている。
その中じゃ、きっと龍が一番かも知れない。
だけど、今は守ってくれる龍が居ない。



俺が、あげはを守るよっ」




ーーーーあたしきっと顔赤い。

白がーーーーーーーー。




「行こう、とりあえずおじさんに会いに行こう」




君の背中は、大きくて逞しい。




あたしはその背中に、くっついた。




「ーーーーありがとう、白っ!」





「ずっと俺の背中だけ、見てればいい。
怖くないーー。
何があっても必ず守ってあげるからっ」


何があってもーー守ってくれる背中を



あたしはずっと見ていた。


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