【シナリオ版】釣った夫は腐ってました!~鈴ノ木夫妻の新婚事情~
狙っているわけではないが、がぜん興味がわいたのは事実だった。
美香はふ~んと面白がるように光一の顔をのぞきこむ。

美香「見てのとおり、地味めですよね。容姿は、私を上の中とすると、
華さんは中の上ってとこかな?」
光一「……いいね、その1ミリも謙遜しないとこ」
なんとなく美香は姉の梨花に通ずるところがあるなと光一は苦笑した。
美香「特別頭がいいわけでも、仕事ができるわけでもないすよ。もうすぐ三十路
だってのに、まだ結婚に夢抱いてますし」
光一「ふぅん。じゃあ、プロポーズしたら受けてくれるかな?」
美香「泣いて喜ぶと思いますよ。けど……鈴ノ木さん、万が一にも華さん
泣かしたら会社にいられなくなりますからね」
光一「なんで?」
美香「わたしたちが全力で鈴ノ木さんの悪評を広めるからですよ!あと寿退社は
させないでくださいね」
光一「彼女、そんなに仕事できないって、言ってなかった?」
美香「でも、華さんがいると会社楽しいんですよ! 嫌なことあっても、華さんに聞いてもらうとすっきりするし。私だけじゃなくて、みんなそう。華さんの癒しパワー
はある意味、才能ですね」
光一「へぇ」
美香「男の人って、女同士はみんな仲悪いとか思ってる人多いですけど、そんなこと
ないんですよ。好かれる女には好かれる理由が、嫌われる女には嫌われる理由が、
ちゃんとあるんです」
光一「なるほど。勉強になるな」
美香「同性に好かれる女は値打ち高いですよ!ってことで、華さんはオススメです。
私の次くらいに」










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