【シナリオ版】釣った夫は腐ってました!~鈴ノ木夫妻の新婚事情~
光一「結婚決めたあたりでは、おかしな女があれこれ言ってきたりもしたけどなぁ。最近は落ち着いて……」
そこまで言って、はたと光一の表情が凍りついた。
松島「おっ。なんか思いあたる女がいたか?」
光一「違う。一方的なストーカーなら華側にだって可能性あるんじゃないか。そういえば、この前、変な男に後をつけられたって……」
松島「そっちか。そういや、女は好きな男を奪った女を憎むけど、男は好きな女本人に憎悪が向かうってよく聞くな。しかも男のがエスカレートしやすいとかなんとか。……おい、大丈夫か?白川さん」
自分で言いながら、松島の顔は青ざめていく。だが、光一の顔は松島以上に青い。
光一「悪い、先行くな」
光一はあわてて席を立つと、華のいる一階の受付に走った。
〇受付
美香「あっ、鈴ノ木さん!お疲れ様です〜」
肩で息をしながら受付にかけこんできた光一を、美香は満面の笑みで迎えた。
光一「みきちゃんだっけ?華、どこにいる?」
美香「もう〜みきじゃなくて、美香ですよ!ちゃんと覚えてくださ……」
美香の言葉を遮って、光一は声を荒げた。
光一「そんなこと、どうでもいいから!華は?」
光一の態度に美香はちょっとむっとしつつ、答えた。
美香「華さん、今日の午後はうちの本社の方です。時間的に直帰だと思いますけどね〜」
美香の話を最後まで聞かずに、光一はエントランスに向かい走り出した。
美香「なに、あれ……」
美香は呆然とした顔で光一の背中を見送った。
そこまで言って、はたと光一の表情が凍りついた。
松島「おっ。なんか思いあたる女がいたか?」
光一「違う。一方的なストーカーなら華側にだって可能性あるんじゃないか。そういえば、この前、変な男に後をつけられたって……」
松島「そっちか。そういや、女は好きな男を奪った女を憎むけど、男は好きな女本人に憎悪が向かうってよく聞くな。しかも男のがエスカレートしやすいとかなんとか。……おい、大丈夫か?白川さん」
自分で言いながら、松島の顔は青ざめていく。だが、光一の顔は松島以上に青い。
光一「悪い、先行くな」
光一はあわてて席を立つと、華のいる一階の受付に走った。
〇受付
美香「あっ、鈴ノ木さん!お疲れ様です〜」
肩で息をしながら受付にかけこんできた光一を、美香は満面の笑みで迎えた。
光一「みきちゃんだっけ?華、どこにいる?」
美香「もう〜みきじゃなくて、美香ですよ!ちゃんと覚えてくださ……」
美香の言葉を遮って、光一は声を荒げた。
光一「そんなこと、どうでもいいから!華は?」
光一の態度に美香はちょっとむっとしつつ、答えた。
美香「華さん、今日の午後はうちの本社の方です。時間的に直帰だと思いますけどね〜」
美香の話を最後まで聞かずに、光一はエントランスに向かい走り出した。
美香「なに、あれ……」
美香は呆然とした顔で光一の背中を見送った。