彼女を10日でオトします
「その目……だから嫌だったんだよ。
俺は、女でお前みたいなやつをよーく知ってる。
そいつが今のお前みたいな目をしたとき、何があっても諦めないことも知ってる」
ああ、燈子さんのことか。燈子さん、喋り方がクサイと思ったらやっぱり。
俺に言っているのか、独り言なのか、量りかねる口調で貴史ちゃんは呟いた。
そして続ける。
「だから、もういい。言いたいことは気が遠くなるほどあるが、俺が何を言ってももう無駄だろう。
ただし、たすく、次は無いからな」
「俺、貴史ちゃん大好きだ!! まじ好き。
キョン、のどか、ヒデ、コットン、かおるん、きらたんさん、燈子さんの次の好き!!」
「……ずいぶん下位じゃねえか。上位でも嬉しかないけどな。
わかったら、さっさと授業行け」
貴史ちゃんは手の甲で、しっしとやるとそっぽを向いてしまった。
扉をあけて、中に向かって叫ぶ。
「貴史ちゃん、ありがとう。次が無いように俺、努力するから!!」
ピシャっと閉まった扉の向こうで、貴史ちゃんが
「次があってたまるか!!」
と叫んだけれど、聞こえなかったことにしておこう。
だって、キョンがそういうプレイが好きかもしれないじゃん。
それに、俺、もう2度とこんなことは起こさないって心に決めたもん。
俺は、女でお前みたいなやつをよーく知ってる。
そいつが今のお前みたいな目をしたとき、何があっても諦めないことも知ってる」
ああ、燈子さんのことか。燈子さん、喋り方がクサイと思ったらやっぱり。
俺に言っているのか、独り言なのか、量りかねる口調で貴史ちゃんは呟いた。
そして続ける。
「だから、もういい。言いたいことは気が遠くなるほどあるが、俺が何を言ってももう無駄だろう。
ただし、たすく、次は無いからな」
「俺、貴史ちゃん大好きだ!! まじ好き。
キョン、のどか、ヒデ、コットン、かおるん、きらたんさん、燈子さんの次の好き!!」
「……ずいぶん下位じゃねえか。上位でも嬉しかないけどな。
わかったら、さっさと授業行け」
貴史ちゃんは手の甲で、しっしとやるとそっぽを向いてしまった。
扉をあけて、中に向かって叫ぶ。
「貴史ちゃん、ありがとう。次が無いように俺、努力するから!!」
ピシャっと閉まった扉の向こうで、貴史ちゃんが
「次があってたまるか!!」
と叫んだけれど、聞こえなかったことにしておこう。
だって、キョンがそういうプレイが好きかもしれないじゃん。
それに、俺、もう2度とこんなことは起こさないって心に決めたもん。