彼女を10日でオトします
「シャブの匂いもする」
しゃぶ?
シャブって……しゃぶしゃぶじゃないよね……?
『覚醒剤』
そんな単語が、頭に浮かぶ。
現実味をもたない、テレビの中だけの言葉だと思っていた。
それが今、お姉ちゃんや貴兄以外で1番身近な人の口から出てきた。
「琴実、どういうことだ?」
たすくさんの感情を押し殺した声が床を這う。
「おい、ヒデ、どういうことだ?」
ヒデさんは、何も口にしなかった。
それどころか、微動だにしない。
どういうこと……?
それは、私が聞きたい。
「シャブとクサ、持ってんだろ?
出せ」
もの凄い迫力だった。
琴実さんをのけ反らせたまま、見下ろすたすくさん。
私は、無意識のうちに、たすくさんとのどかさんのやり取りと重ねていた。
しゃぶ?
シャブって……しゃぶしゃぶじゃないよね……?
『覚醒剤』
そんな単語が、頭に浮かぶ。
現実味をもたない、テレビの中だけの言葉だと思っていた。
それが今、お姉ちゃんや貴兄以外で1番身近な人の口から出てきた。
「琴実、どういうことだ?」
たすくさんの感情を押し殺した声が床を這う。
「おい、ヒデ、どういうことだ?」
ヒデさんは、何も口にしなかった。
それどころか、微動だにしない。
どういうこと……?
それは、私が聞きたい。
「シャブとクサ、持ってんだろ?
出せ」
もの凄い迫力だった。
琴実さんをのけ反らせたまま、見下ろすたすくさん。
私は、無意識のうちに、たすくさんとのどかさんのやり取りと重ねていた。