先輩、俺を見てください
保健室の先生は、校庭で怪我をした生徒の手当てをしているためいないようだ。亜美は優馬にベッドに寝かされる。

「ちょっと!優馬!!」

亜美は校庭に戻ろうとするが、優馬は亜美をしっかりと押さえつける。気がつけば、亜美の体の上に優馬は乗っていた。

「ゆ、優馬?何してんの!?」

近すぎる距離に、亜美は戸惑う。優馬の目はいつもとは違っていた。亜美に告白した時のような目をしている。

「先輩は、頑張り屋ですよね」

戸惑う亜美に優馬は言った。

「こんな風に怪我をしても、強がって笑う。しっかり者で、いつも誰かを楽しませようとしていて…」

優馬の手が、そっと亜美の手を握った。びくりと亜美の体が震える。

「そんな先輩だから、周りの男子はみんな先輩のこと好きになるんですよ」

「えっ?私、告白されたの優馬が初めてなんだよ?そんなわけないじゃん」

「先輩は、先輩が思ってる以上にかわいいんですよ!!だから、誰にも取られたくないんです!!」
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