ゴンドール森の魔女リュシカ。
はあ。とリュシカ。

初夏の日差しでした。街のカフェ。

リュシカはレイ・ブラッドベリの小説を読み返しながら自身の生を考察する。

それは過去と今や将来が重なる作業といえた。

レイ・ブラッドベリの小説は気持ちよかった。

さよなら、僕の夏だ。

そしてリュシカもいずれは去っていくのだ。

少し甘いカフェオレ。
その幸せを実感する。

「はあ、カエル一匹、カエル二匹・・・」

ドワーフ語の文献。
それを思い出す。

今ここ、という夢。
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