友達イジメ
工事現場
リカコの時は交通事故で死んだことになった。


コトネの場合はどうなるだろう?


そう考えて1日を過ごすと、すごくワクワクした気分になった。


放課後になりあたしたち3人はすぐに校舎裏へと向かった。


コトネは1年生の4人組が連れて来てくれることになっている。


「もしウサギ小屋が見えなかったらどうする?」


「その時は、またイジメればいいじゃん」


サチはスズの質問になんでもないように返事をしている。


リカコの時だって1度は失敗した。


けれど、次には成功したから、何度でもチャレンジできそうだった。


「連れて来ましたよ」


そんな声が聞こえてきて振り向くと、4人組がコトネを取り囲んで歩いてくるところだった。


いつの間にか4人組は敬語になっている。


「ありがとう。もういいよ」


サチがそう言うと、4人はすぐに帰って行った。

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