友達イジメ
廃墟
スズから連絡があったのは、翌日の夕方頃だった。


この日は学校が休みだったため、1日家でのんびりしていたところだった。


《スズ:これから学校に来れない?》


《サチ:どうしたの?》


《スズ:マキと待ち合わせをしてるの。手伝ってくれない?》


その文面にあたしは自然と頬がにやけていた。


スズはなにかいい案を思いついたのかもしれない。


明日は学校がある日だったけれど、行かない手はない。


《アキコ:もちろん行く!》


《サチ:アキコが行くなら、あたしも行くよ》


《スズ:ありがとう。待ってるね》


あたしはすぐに着替えをして、両親に適当な嘘をついて家を出た。

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