私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜



初めてのエッチを楽しむ余裕なんてもちろんなくって・・・



思い出しただけでも恥ずかしい。



想像をはるかに超えるものだった。




でも、後悔なんて全然してなくて・・・



アツで良かった。


アツを好きになって良かった。



心からそう思える。




「大丈夫か?」


「うん・・・大丈夫。」


今日のアツは、今までで1番優しかった。




抱きしめてくれるアツの腕の中は、すごく温かい。





「ごめんな?」



突然そんな事を言うから、恥ずかしくてずっとあげれなかった顔を上げた。



「何が?・・・何で謝ったの?」



「もうちょっと待ってやりたかったんだけど・・・」



「今更遅いよっ!謝るなんてずるいっ!」




後悔しないで?



幸せだったでしょ?


私は幸せだったよ?



「まぁヤっちまったもんは、仕方ないよな?」



何その言い方!!


ひどくない??



「アツ最低っ!!」


背中を向けると、すぐにアツに戻される。




今日くらい、最後まで優しくしてくれたっていいじゃん!



「なぁ・・・俺の事好き?」



「嫌いっ!!」



グイッと体を引き寄せられて、唇がギリギリつきそうなくらい顔を近づける。



「好き?」


「・・・嫌い。」



ガリって唇を噛まれて、そのまま優しいキス。




「好き?」




「・・・好き。」




「俺も。」








大好きな人の優しさと温もりに包まれた、私の幸せな夜。




一生忘れない。




とってもとっても、幸せでした。





.
< 139 / 488 >

この作品をシェア

pagetop